在イタリア日本大使公邸にてアンテプリマ・ファッションショー披露2013.10.11
2013年10月2日(水)、イタリア・ローマにある日本大使公邸において日本イタリア交流400周年を記念したイベントJapan After Darkが開催され、アンテプリマの2014年春夏新作を中心としたファッションショーが披露されました。 今年は、支倉常長を正使とした慶長遣欧使節団がヨーロッパへ向けて出港した年から400年目の節目を迎えます。この重要な年を記念して、伝統的な日本と現代的な日本の文化を複合的に紹介する式典がイタリア・ローマにて開催されました。
会場となったのは、在イタリア日本大使の公邸。
政界からイタリア上院議長のPietro Grasso氏、外務大臣のEmma Bonino氏、財務大臣のFabrizio Saccomanni氏、社交界からフランス大使やイギリス大使など、錚々たる顔ぶれの来場者を迎えてイベントがスタート。
早々から大使公邸料理人 平野文史郎氏による洗練された本物の和食が提供され、舌の肥えた来場者たちも美食を堪能していました。
充分に食事を楽しんだところで、パフォーマンスを披露する舞台となるガーデンへと促されます。
手入れの行き届いた素晴らしいガーデンに、ファッションショーのキャットウォークとなるランウェイが設置されました。
会場に設置されたおよそ200の席には、来場されたVIPの方へのミニ・ギフト、イタリア国旗カラーのワイヤーコード・マグネットをアンテプリマよりご用意いたしました。クリエイティブ・ディレクター荻野いづみからのメッセージカード付きです。
オレンジの並木道に煙る幻想的なスモークのなかから、2014年新作を身に纏ったモデルが颯爽と登場し、ファッションショーのスタートです。
こちらは先日ミラノにて開催された2014年春夏コレクションでも、ジャーナリストの方々に人気だったミニドレス。ワイヤーコードのフリンジで、ボリューミーな袖を作り上げたフォトジェニックな一枚です。
2014年春夏の新作のみならず、過去のアーカイブも織り込んで構成した研ぎ澄まされたルックス構成で、アンテプリマのファッションショーを披露いたしました。
ショーの後には、初のヨーロッパ公演が話題の「杉本文楽」がプレビュー上演されました。
ユネスコの無形文化遺産にも登録されている文楽。300年以上の歴史を持つ伝統的な三大舞台芸術のひとつでもある文楽を、世界的に著名なアーティスト、杉本博司氏が演出したのが「杉本文楽」です。イタリアでも初の上演となるとのことで、ローマ・アルジェンティーナ劇場での公演プレビューとして、『曽根崎心中』からの一幕が披露されました。
ヨーロッパ的な華やかなガーデンと、奥ゆかしく深みのある文楽というパフォーマンスとのコントラストが素晴らしく、まさしくこの時にしか見られない見事な舞台でした。
右から
河野雅治氏(イタリア大使)
鶴澤清治氏(文楽三味線 人間国宝)
河野典子氏(イタリア大使夫人)
杉本博司氏(現代芸術家)
イベントが盛況のうちに閉会し、大成功を収めたことを関係者の皆様にお祝い申し上げます。
この度は素晴らしい機会を頂きまして、誠にありがとうございました!